アゼライン酸研究所

皮膚科医から見たアゼライン酸

皮膚科医から見た
アゼライン酸

アゼライン酸は赤ら顔(酒さ)に有効

当院で患者さんにアゼライン酸を勧めるのは赤ら顔の方が多いです。
病名的には「酒さ」と言います。
「酒さ」の治療はとても難しく、保険適用の治療もありますが、それが難しい方にはアゼライン酸をおすすめするとピタッと効く場合もあります。

アゼライン酸はニキビにも有効

アゼライン酸は名前のとおり「酸」なので、ピーリング作用もあります。 そのため、ニキビ治療にも昔からよく使われており、ヨーロッパでは40年以上もニキビ治療で使われています。
現在では日本でもクリームなどが出ておりますので、患者さんに勧めたりもしますが、ニキビについてはアゼライン酸は第一選択ではないのです。
ただニキビの第一選択の治療薬は刺激が強いものが多く、副作用が強くて使い続けられない人でもアゼライン酸なら続けられるという方が多いです。

皮膚科の薬が使えない人にはアゼライン酸がおすすめ

クリニックで処方するニキビの第一選択の治療薬には、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどが主流ですが、 どちらも肌が真っ赤になったり、ターンオーバーがとても上がるのでガサガサになったり、特に敏感肌のニキビの方には本当に使えないのです。
そのような方々にはアゼライン酸のクリームをおすすめしています。
どんなお薬や化粧品もまずは首などにちょっとだけ塗ってみて、問題ないことを確かめてから使用しましょう。

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